開催趣旨

2020年度は、国際宇宙探査・月探査協力の推進や、国際宇宙ステーション(ISS)での野口宇宙飛行士の活躍、若田・古川宇宙飛行士の長期滞在の決定や新たな日本人宇宙飛行士の募集準備開始、さらには小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセルの帰還など、日本において“宇宙”が盛り上がりを見せています。

そのような中で、2008年に国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟が打ち上げられ、我が国の地球低軌道(LEO)における宇宙空間利用が本格的に開始されて以来、JAXAは、社会貢献に直結する成果創出の拡大や、「きぼう」を利用した我が国の研究開発を進めてきました。また、産業活動の進展につなげるため、「きぼう」の更なる民間利用促進等、LEOにおける民間活動の拡大に取り組んでいるところです。さらに我が国として有人宇宙探査の推進が決定され、ISSを用いた探査技術獲得が必要となります 。

それらの活動の成果を皆様にお知らせすべく、また、今後の「きぼう」利用の姿を議論することを目的として、"「きぼう」利用シンポジウム2021"を開催します。

今回のシンポジウムでは、国内で新型コロナウイルス感染症が引き続き拡大している現在の状況に鑑み、計5回のオンライン開催とし、科学利用、商業利用、探査に向けた技術実証利用などのテーマで「きぼう」利用の価値を多方面からの素敵なゲストと議論するとともに、JAXA/NASA 共同ワークショップとして、最新の米国の宇宙環境利用に関するトピックや日米共同による利用成果などを報告します。

みなさまのご参加をお待ちしております。

主 催organizer

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