我が国初の有人宇宙施設である国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟は、その完成から10年を経て、長期かつ安定した宇宙環境利用・技術実証の場として、また、身近で宇宙利用の場“プラットフォーム”として定着してきました。そして、国が支える利用から、民間企業やアカデミアによる主体的な利用が拡がりつつあります。
JAXAは、「きぼう」利用の拡大と多様化を進めるべく、引き続き宇宙実験の入口から成果創出までを支える一連の実験技術の先鋭化と国際競争力向上を図り、企業や大学、研究機関などの方に幅広く利用いただけるよう取り組んでまいります。
その活動を皆様にお知らせすべく、また、さらなる「きぼう」利用への理解と利用促進、地球低軌道における商業利用の発展を目的として、"「きぼう」利用シンポジウム2020"を開催します。
今回のシンポジウムでは、「きぼう」を軸とした日本の地球低軌道活動の「意義」や「展望(未来)」を政策面、科学技術・産業振興面から掘り下げると共に、JAXA/NASA 共同ワークショップも同時開催し、日米共同による利用成果や最新の日米政策などを、幅広く世の中に紹介します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
模型や映像・ポスターなどによる「きぼう」での実験・利用の紹介、スポンサー企業による展示など